6歳年の離れた弟が、大阪に来て仕事を探すっていうもんだから
この不景気のご時世になんて無謀な・・と思いつつも
やはり姉としては可愛い弟だからついつい世話してしまう。
もう25歳なんだから、全部自分で出来なきゃいけないんだけど
なんだかつい、この弟にあっては、
兄が亡くなってからの家族構成の激変の中、
ずっと実家で変わらず過ごしてくれていたことへの感謝の気持ちもあって
逆に、家を出るということについて何も知らなくても
それを非難したり否定する気持ちにはならない。
私は、激変に耐え切れず、18歳でさっさと家を出てしまったからなあ。
今でこそ、大阪の文化に馴染めないしんどさもあいまって
実家のある、生まれ育った神奈川に帰りたい気持ちは強くなる一方だけど
でも、この距離が、ほどよく、家を思う気持ち、家族を思う気持ちを
ほんわかと、ふんわりと、抱き続けるのに丁度よかったりもするんだなあ。
結婚して、新しく戸籍を作った、という事実は
物理的にも精神的にも、家から出る、ということになって
ますます私は、実家や原家族への思いをかみしめたり
ありがたく素直に感謝できたり、するようになったように思う。
そう考えると、大阪という土地に来るくらいの勢いと距離が
今の弟には、必要なのかもしれないなあ。と、
つい自分と重ねて思ってみたりする。
今日は弟の部屋探しにつきあって、あちこち部屋をみたけれど
これから住むかもしれない空間を探すのって
わくわくして楽しい。 他人事なのに(笑)
仕事がないから、正直、厳しい部屋探しなのだけれど
それでもいい場所を、見つけたいものだ。
そこは確かに、自分の王国。
よいお部屋と仕事が見つかりますように。
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